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はじめに

この度はBelFone業務用通信機器を選択いただきありがとうございます。

BelFoneは1989年より無線通信技術分野にて調査・研究に注力してきました。 その研究に裏打ちされた技術開発により、近年の変化が早く複雑化する通信環境に対応すべく、顧客の業態や要求に特化した通信技術を提案、実現することにより、業界内においてスマートテクノロジーを牽引してきました。 高い性能と品質を有する製品により顧客の直面している通信に関する問題をコントロールすることを可能にしています。

このマニュアルはBelFone日本総輸入元であるFlex Fleet株式会社が作成しております。 無断で転載、再利用、加工は禁止致します。 また予告なく内容の改定を行うことがございますことを予めご了承ください。

マニュアルの適用範囲

BF-TM8250-JAシリーズ

 

警告

爆発性雰囲気(可燃性ガス、粉塵、粉末などが充満している空間)の中では電源を切って下さい。

 

ご使用の前に

安全に関する注意

怪我や無線機器の損傷を予防するため、ご使用前に無線機器の操作における一般的な危険を把握し理解し、以下の安全に関する注意事項を遵守することが重要です。

  • 推奨される送受信サイクルは送信1分、受信4分です。 連続送信時間が長い、または頻度が高い場合に無線機本体や放熱部分が過熱しますので周りに可燃物や融解点が低い物体が無いように注意して下さい。
  • 無線機を直射日光のもとに放置しないでください。 また熱源の近くや湿気の高い空間、粉塵、しっかりと固定できない部位へ設置しての仕様はおやめください。
  • 無線機の使用が禁止、または規制されている区域内での使用はその指示に従って下さい。
  • 自動車を運転中の無線機器の使用が法令等で規制されている場合はそれに従って下さい。
  • 無線機器に異常を発見した場合はすぐに電源を落とし、正規販売店又は日本総輸入元に問い合わせてください。 また、無線機の改造はしないでください。
  • 無線機を二次開発作業などに使用する場合はBelFone日本総輸入元に事前にお問い合わせください。 (アマチュア無線用途での二次開発に関する対応は現在お受けしておりません。)
  • 無線機は常に綺麗で乾燥した状態に維持して下さい。 清掃する場合は水や中性洗剤の水溶液で湿らしたウエスなどで清拭して下さい。

SFR基地局運用について

この製品のSFR機能は上記のデューティーサイクルを基準に設計されています。 アマチュア無線の運用では1送信の時間が業務無線の一般的な運用と比較して長くなる傾向が顕著であり場合により絶え間なく次の送信が続くことになりますので、無線機が高温の状態に暴露される可能性が大変高く厳しい使用条件となり、動作保証温度の範囲を超えることがあります。 運用者により動作温度条件を満たす十分な冷却・放熱を行う手段を講じたうえで、送信出力を必要最小限にする等々機器を保護する十分な対策を行って下さい。 また1送信時間の規制や、連続送信に対する対策として、TOT機能などを活用してください。 また、同一周波数での他のSFR局などとのループ現象により意図しない連続送信が発生する場合等TOTが作動しても再度送信が行われ連続送信状態になることがあります。

BF-TM8250-JAシリーズ単体はレピータ基地局用の基地局用無線機ではなく、規定のサイクルを超える長時間の連続送信に耐えうる冷却機能は搭載されておりませんのでご注意ください。 また、温度感知機能付き冷却制御を備えた基地局用卓上電源装置などの設置をご検討ください。 十分な対策が施されず機器に異常が発生した場合は保証の対象外となる場合がございます。

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